杣道~街を歌うシンガーソングライターの辿る道~

シンガーとして、ソングライターとして、想ったこと考えたこと。

ある生徒さんのこと。

音楽を教えさせていただいて、もう25年になる。

まだ25年…そう言ったほうが、実感に近いかもしれない。

 

教えることの難しさ。

こんな表現では物足りないくらい、その答えは遠ざかるばかり。

 

とある飲食店に勤める彼の休日は、火曜日だけ。

その貴重な休日の3時間を使って、僕に歌を習っている。

 

3時間の重み。

受け止め切れるだろうか?

 

僕にとって歌うことは、日常的なこと。

彼にとって歌うことは、非日常的なこと。

 

これからも、伝えることの難しさとずっと向き合ってゆきたい。