杣道~街を歌うシンガーソングライターの辿る道~

シンガーとして、ソングライターとして、想ったこと考えたこと。

ある生徒さんのこと。

音楽を教えさせていただいて、もう25年になる。

まだ25年…そう言ったほうが、実感に近いかもしれない。

 

教えることの難しさ。

こんな表現では物足りないくらい、その答えは遠ざかるばかり。

 

とある飲食店に勤める彼の休日は、火曜日だけ。

その貴重な休日の3時間を使って、僕に歌を習っている。

 

3時間の重み。

受け止め切れるだろうか?

 

僕にとって歌うことは、日常的なこと。

彼にとって歌うことは、非日常的なこと。

 

これからも、伝えることの難しさとずっと向き合ってゆきたい。

 

「場」を持つということ。

自分で自由に運営できるイベントスペース。

長年の夢が叶ったと同時に襲いかかる重圧。

 

でも、あえてその重圧を「無視」してみたい。

純粋に自分が楽しいと思えることを、ぶつけてみたい。

 

たいへん幸せなことに、僕のスタンスを支持してくれる人たちがいる。

実現したと同時にスタンスを崩してしまったら、失望させてしまうだろう。

 

彼らにとってもまた、「夢」であるのだから。

 

覚束ない足取りになるかと思いますが、

どうぞよろしくお願い致します。

 

(多目的スペース スタジオWDB123 サウンドマネージャーとして)

僕のモチベーション。

閉店後のカフェで、少し歌わせていただいた。

想いが込められた空間に、僕の声が響く。

 

彼女にとって、想い出の曲。

大切に、大切に歌う。

 

「あなたの声を聴いて、当時の光景が鮮やかに蘇りました」

 

誰でも持っている、パンドラの箱

少しだけ、開けてあげることができたかもしれない。

 

いつも美味しい珈琲が、さらに美味しく感じるひとときでした。

 

畳の香り。

新しい畳の匂いなんて、何年ぶりに嗅いだのだろう?

畳の上で弾き語るなんて、いつ以来なのだろう?

 

友達の家に遊びに来たような感覚。

せんぱくbookbaseでの、初めての店番だった。

 

本屋さんの店番をしながら、歌う。

なんともいえない高揚感。

 

和室に控えめに響くガットギターの音。

聴きに来てください。

シェア本屋さんの店主として。

最近、本を読まなくなっていた。

なぜだろう?

 

よく本を読んでいた頃。

今よりも時の流れがゆったりしていたような気がする。

 

スマホを持つようになってからなのか、

情報に対する執着心とか集中力が散漫としてしまう。

 

ゆっくりと一つの対象に向き合えていない感じ。

心の動きよりも、情報のスピードが速過ぎるのかもしれない。

 

自分の心のスピードに、もう少し寄り添ってみよう。

シェア本屋さんの店主、やってみます。

 

 

言葉の重み。

他人の言葉が、自分を責めていると感じる時。

そんな時は、自らの心が弱っているだけかもしれない。

 

心の健康度によって、傷の深さも変わる。

心が元気なら、気にせずに済むことも多いだろう。

 

言葉の重みは、変動する。

それは、過去に言われた言葉も含まれるだろう。

 

もし過去に言われた言葉の呪縛に囚われていると感じるなら、

その重みは幻に過ぎないのかもしれない。

 

 

 

脱・セルフイメージ

時間があれば、人に会うようにしている。

人に会うことで、自分の中で何かが起きるから。

 

セルフイメージ。

あんまりアテにならない気がするけど、自分に対する支配力は尋常ではない。

それを壊したい。

 

壊すことでしか、多少なりとも正確なセルフイメージを持てそうもない。

 

おそらく、びっくりするほど自分の社会的な座標軸を誤解しているだろう。

それによって、かなり損をしているはずだ。

 

他人が、自分を教えてくれる。